BMI【計算・基準値 厚生労働省・女性、男性の平均・エクセルの計算式・高齢者・モデル体重】
自分がどれだけ痩せているか、太っているか確かめるのに、【BMI】が役立ちます。
BMIの数値を知っていれば、自分が今の体重から減らすべきなのか、もう少し太るべきか目安がわかるのです。
BMIとは
BMIは、ボディマス指数といいます。
あなたの身長や体重から割り出される肥満度を示す数値です。
主に子供の発育上使われますが、大人でもメタボリックシンドローム防止のため、BMIを知っていると参考になります。
BMIは国際的な指数なので、日本だけで使われているわけではありません。
健康促進、維持するためにも、できる限り自分のBMIに近いほうがいいのです。
痩せすぎも太り過ぎもいけません。
肥満や痩せの危険性
痩せ過ぎも問題ですが、太り過ぎて肥満の状態も健康を害します。
なぜなら、肥満だと
- 虚血性心疾患
- 脳血管障害
- 高血圧
- 糖尿病
などのリスクが高くなるからです。
反対に痩せすぎの場合、
- 慢性進行性疾患
- 栄養失調
などの問題が生じます。
BMIを知っていれば、自分の理想的な体重が分かり、それに近づけるよう意識することで健康促進、病気予防になると考えられます。
肥満を決定づけるのは体脂肪率ではないか?という意見もあります。
ご家庭で使われている体重計でも、体脂肪率が表示されるものが今は多いですが、両足の電気抵抗を測定するにすぎません。
そのため、正確な体脂肪率を測定できるとはいえないのです。
そのため、身長と体重から簡単に計測できるBMIのほうが、肥満度を計測するのに採用されています。
BMIは的確でわかりやすいだけでなく、全身の脂肪量と密接に関連しています。
BMIの基準値
個人の身長や体重によってBMIは変動しますから、基準値といってもあくまで参考です。
- 18.5未満…痩せ
- 18.5~25未満…普通
- 25以上…肥満
25以上の肥満にあてはまる場合、さらに肥満の中でもレベル分けされています。
肥満1から肥満4まで段階があります。
BMIが22がモデル体重です。
できる限りBMIが22になるようにすれば、健康に近づけるということです。
22に近いほうが、統計的に病気にかかりにくいといわれています。
ウエストの測定も大事!男女の基準値は?
年齢とともに脂肪はつきやすく、とりわけお腹の周りに脂肪がつきやすい男女は多いでしょう。
中年太りといわれるように、中年になってからお腹がポッコリ出やすくなる人もいます。
中年期からメタボリックの危険性も上がってくるでしょう。
年齢による代謝の衰えも関係しています。
そのため、健康診断の一つとしてウエストを測定することも大切なんです。
- 女性の基準値…90センチ未満
- 男性の基準値…85センチ未満
ウエストサイズは上記の基準値に近いほうがいいのです。
男性の平均と女性の平均は違います。
お腹周りを測定することは、お腹について脂肪量を知る参考になります。
ただし、お腹につく脂肪が皮下脂肪なのか内臓脂肪かは、ウエストを測っただけではわかりかねます。
しかし脂肪がいかにたまっているか、知る手がかりになります。
ウエスト周りは女性のほうが脂肪がつきやすい傾向にあります。
皮下脂肪は一般的に女性に多くつきやすく、男性の場合は内臓脂肪が多くつきやすいです。
皮下脂肪は落ちにくく、内臓脂肪は運動などで落とすことができます。
終わりに
厚生労働省でもBMIを重視しています。
エクセルの計算式でもBMIを出すことができます。
BMIの数値に問題があると、それだけ病気にかかりやすくなるともいえます。
自分のBMIを知っておくことは、子供の健康診断だけではなく高齢者にも必要でしょう。